著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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XRPは「売方優勢・下落優勢」の状況―21日移動平均支持で買方優勢へ転換か

◇チャートの環境認識

XRP/JPY 日足Bidチャート(DMM Bitcoinの取引ツールより作成)

上図は、XRP/JPY日足チャートに一目均衡表(転換線期間:9日、基準線期間:26日、先行スパン2期間:52日)と4つの単純移動平均線(5日移動平均、21日移動平均、90日移動平均、200日移動平均)を設定した直近1ヶ月の図(期間:2021/11/15~現在)である。

本稿では、5日移動平均を超短期トレンド、21日移動平均を短期トレンド、90日移動平均を中期トレンド、200日移動平均を長期トレンドとして考察する。
(前回のレポート:Daily Market Report 2021/12/16「XRP(リップル):さらなる下押しに警戒も一目均衡表・基準線攻略で買方優勢転換となるか?」参照)

現在の一目均衡表は、転換線が基準線を好転している状況であるが、遅行スパンは実体の下に位置し、価格は雲の下に位置していることから、売方優勢の状況である。

移動平均は、上から90日移動平均(中期トレンド)、200日移動平均(長期トレンド)、21日移動平均(短期トレンド)の並順で、下落優勢の状況である。

一目均衡表と移動平均を複合的にみると、現状は売方優勢・下落優勢の状況となっているが、実勢価格が短期移動平均を下支えに上昇すると、遅行スパンが好転する見込みであること、さらに一目均衡表の薄い雲が目前にあるが、ここを突破すれば、買方優勢へと転換する可能性が想定される。

一方で、実勢が短期移動平均を割ると、下落優勢の継続を意識されることから、(トレンドと需給の均衡となる)一目均衡表・基準線をターゲットとして意識される展開も視野に入ってくるであろう。

以上のチャート環境認識を踏まえ、次に<上昇シナリオ><下落シナリオ>について検討してみる。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。