著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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昨年11月高値から1/3以下になるも下げ渋り

LTC/JPY 日足Bidチャート

上図は、LTC/JPYの日足チャート(期間:2021/11/2~現在)である。

LTC/JPYは昨年11/10に32,931.7円の高値をつけてから軟調な展開が続き、今年2/24には10,206.9円の安値をつけ、11月高値から3分の1以下の価格水準となった。

一方で、足元においては1月下旬から下げ渋りの様相をみせており、2月下旬のロシアによるウクライナ侵攻時でも1万円を割ることはなかった。

底堅さの背景として挙げられるファンダメンタルズ要因はLTC/JPYのアップグレード「Litecoin Core 0.21.2」であろう。

プライバシー機能を高める同アップグレードの発表は、LTC/JPYにとって久しぶりの材料だったこともあり、発表後から約10日間は上昇基調となった。

3月中旬には、LTC生みの親と知られるチャーリー・リー氏がLTC/JPYのアップグレードはまもなく完了すると報告し、その後も価格の上昇が継続したことからも、この一件が価格の下支え要因だったとみることもできそうだ。

4月上旬は米国の金融引き締めや、ウクライナ戦争の長期化が市場参加者の手控え要因として意識されるなか、LTC/JPYも軟調な動きとなったが、12,670.6円と2月安値よりも高い価格帯で耐えた点には注目しておきたい。

次に、テクニカル分析の観点から現在の価格帯について考察する。

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