分散型取引所（DEX）であるパンケーキスワップは5月29日、GameFiプロトコルのMoboxと提携して、新しいタワーディフェンス型GameFiゲームを立ち上げたと発表した。このゲームは「パンケーキプロテクターズ」と名付けられ、プレイヤーはネイティブトークンであるCAKE（CAKE）を利用して、ゲーム内で報酬を獲得できる。
CAKEトークンはレベルアッププロセスの加速、ゲーム内通貨の購入、CAKEヒーローの獲得、CAKEのステーキングによるリソースの獲得、ゲームレベルの解放などに利用できる。また、ゲーム内でCAKEヒーローを取引するためのマーケットプレイスも設けられ、非代替性トークン（NFT）のアップグレード報酬をもたらすくじに参加することで、さらに強化することができる。開発者は次のようにゲームを説明している。
「MoboxのMOland Defense Gameからアダプトされたこのゲームでは、プレイヤーは指揮官となり、さまざまなレベルでヒーローキャラクターを組み立て、タワーディフェンスゲームに参加する。CAKEヒーローキャラクターはゲーム内で最も人気のあるキャラクターで、CAKEトークンで購入できる」
さらに、プレイヤーはNFTをゲーム内のヒーローと統合し、パンケーキスワップのプロフィールに表示できる。
パンケーキプロテクターズのゲームプレイは2020年に立ち上げられたパンケーキスワップは、累計取引額が4620億ドルを超え、総ロック額が25億ドルを超える最も人気のあるDEXのひとつとなっている。
4月には、DEXはパンケーキスワップv2.5トークノミクス提案を可決し、CAKEトークンのインフレ率を20％以上から目標範囲の3％～5％に引き下げた。その結果、CAKEトークンの価格は過去1か月で36％下落し、公表時点で1.73ドルとなった。これは、名目上のCAKEステーキング報酬の価値が低下したためだ。提案前は、パンケーキスワップはユーザーの採用を促進するために、高トークン発行モデルを採用していた。