6日のビットコイン相場は、日付が変わる前は43万円台で推移していたが、日付が変わり6日深夜に急落。41万円台まで下落する場面があったが、6日午後に入り急上昇。17時半現在43万円台前半で推移している。1日を通して、「行って来い」の相場展開となっている。

(引用元:Tradingview BTC/JPY,1時間足,bitFlyer)

短期的にはトレンド転換

4時間足チャートでは、トレンドの転換の一つの指標となるパラボリックが回転し、上昇に転じた事を示している。これはダマしになる可能性も否定できないが、41万円ラインを割らない限りは上昇トレンドが継続する。

(引用元:Tradingview BTC/JPY,4時間足,bitFlyer)

ファンダメンタル材料

本日の注目されたファンダメンタル材料としては、SBIホールディングスと米R3社が来年1月に合弁会社を設立するとのニュースだ。この合弁会社設立の狙いは、ブロックチェーンプラットフォームCordaの普及促進がある。

Corda(コルダ)とは、R3コンソーシアム(R3が率いる金融システムにおけるブロックチェーン活用の研究と開発に関する世界最大規模のコンソーシアム)が金融界向けに開発した、ブロックチェーンプラットフォームである。金融商品の取引にかかるトランザクション速度やセキュリティの向上や、複数の金融機関がリアルタイムで情報共有できるなどの利点がある。

証券コンソーシアムにおけるKYC共通化の実証実験などをはじめとして、Cordaは様々な実証実験でプラットフォームとして使われている事で知られているが、今後更にアジア地域における拡大を目指すものと思われる。

また、リップル社、NEM財団、エマーゴ社などを含む4社が「欧州ブロックチェーン協会」を設立した事も話題となった。同協会は、欧州においてブロックチェーンに関する理解を深め、健全な規制環境を構築する事を目的として設立されている。