昨日からのビットコイン相場は下落傾向にある。日付が変わる5日午前0時前後から下落が続いており、5日18時50分現在で43万円前後で推移している。上昇する力強さも、さらに下落する弱気一辺倒な動きも見られず、短期中期的には一定レンジ内での推移となっている。

ビットコイン/円チャート(ビットフライヤー)

(引用元:Tradingview BTC/JPY,1時間足,bitFlyer)

未だ売られ過ぎラインのRSI

ビットコイン/円チャート

(引用元:Tradingview BTC/JPY,1日足,bitFlyer)

日足のチャート上を、市場のセンチメントを示すRSIで見てみると未だ30%前後のラインにあり、市場センチメントは未だ回復していない。11月なかば以降の急落時には10%を切る場面もあり、そこから徐々に回復はしているが、低い水準が続いている。

RSIとは、Relative Strength Indexの略。日本語で相対力指数と訳される。ある一定期間における相場の値動きの強弱を表す指標。RSI 50%を上昇下落の均衡とし、0~100%の間で推移する。50%以上で上昇傾向を示し、70%を超えてくると、買われすぎを意味する(売りシグナル)。50%以下では下落傾向を示し、30%を下回ると売られすぎを意味する(買いシグナル)。

本日のファンダメンタル材料

本日注目されたニュースとしては、時価総額世界第二位を誇る証券取引所ナスダックが来年前半にもビットコイン先物をローンチする計画を正式に発表した事だ。既に11月に同計画はリークされていたが、今回正式に発表された形だ。

昨年末にもビットコイン先物上場に大きくBTC価格が上昇した事を背景に、ビットコイン先物を巡る報道は仮想通貨投資家からの関心は高い。ニューヨーク証券取引所を傘下に持つインターコンチネンタル取引所により創設され、19年1月にローンチする予定のバックトも現物受け渡しのビットコイン先物を開始する事で注目されており、ビットコイン先物ラリー第二幕が期待される。