過去3か月の仮想通貨30種の相関関係は、ドル建てで上昇した一方、ビットコイン建てでは下落したことが明らかになった。仮想通貨取引所バイナンスが分析リポートを20日に公表した。背景には、ステーブルコインの人気上昇があると考えられている。

バイナンスは、2018年12月1日~2019年3月1日と2017年末における仮想通貨30種の相関関係を比較した。

(出典:バイナンス「ドル建ての相関関係」※1=100%相関関係)

(出典:バイナンス「ビットコイン建ての相関関係」※1=100%相関関係)

記事は、ドル建ての相関関係が上昇しビットコイン建てが下落した背景には、米ドルと1対1で連動するステーブルコインの台頭があると指摘。本来ならビットコインで表示されていただろうコインが減少したと分析した。

一方、ドル建てでビットコインの動きと他の仮想通貨の動きがほぼ同じだったことが分かり、ビットコインとその他の仮想通貨の相関関係が最も高いことが明らかになった。バイナンスは、ビットコインの先駆者としての地位が改めて浮き彫りになったと解説した。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版
原文 Cryptocurrency Price Correlations in Bitcoin, Dollar Flipped in 2018, Binance Finds