韓国の利回りプラットフォーム「ハル・インベスト」は6月13日、入金と出金を即時停止すると発表した。

「まず第一に、最近の発表が大切な投資家や顧客の皆様に懸念を与えたことを心からお詫び申し上げます」とハル社は述べ、「内部検査プロセス」の過程で、「委託運営者から提供された特定の情報が虚偽である疑いがある」として、送金停止に至ったと説明した。「慎重な調査の結果、投資家を保護するために取引の即時停止が必要であると結論づけた。現在、当該運営者に対して事実調査を行い、必要な措置を講じる予定だ」という。

ハル・インベストは、「ラグ・プル」(投資家をだまして資金を持ち逃げする行為)は発生しておらず、「投資家を守る」ために全力を尽くしていると主張している。同社は当初、これまで協力してきたサービスパートナーの1つに関して「特定の問題」があることがわかり、問題を調査しながら代替案を探していると発表していた。その直後に韓国の地元メディアは、ハルの従業員が自宅で仕事をしており、オフィスが閉鎖されたと報じた。「投資家は入金ができず、怒っている。無届の事業者であるため、金融当局から助けも得られない」と地元メディアは報じている。

これに対し、開発者たちは「この件に関するいくつかのメディア記事には、事実と異なる情報が含まれていることを残念に思う」とコメントした。ハル・インベストのウェブサイトによれば、同社は8万人以上の会員、総取引額が22億7000万ドルだという。同社は、年利12%の収益をを目指していると謳っていた。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン