仮想通貨ハードウォレットの大手メーカー「レジャー」が、同社デスクトップアプリを標的とするマルウェアを検出同社ブログで公開しているセキュリティー対策を実施するよう推奨した。同社公式ツイッターアカウントが、4月25日にツイートした。

レジャーは、同社デスクトップアプリ「レジャー・ライブ」を悪意のあるアプリに置き換えるマルウェアについてユーザーに警告し、同社ブログで公開しているセキュリティー対策を実施するよう推奨した。公式ツイッターアカウントによる警告内容は、以下の通りだ。

「警告:レジャー・ライブ デスクトップ アプリケーションを、ローカル環境(ユーザー自身のPC環境)で悪意のあるアプリケーションに置き換えるマルウェアが検出された。感染したコンピューターのユーザーは、偽の更新プログラムの実施後、24語の回復フレーズを入力するよう要求される。」

この投稿へのコメントに対し、レジャーは、このマルウェアがWindows版のみを対象に感染しているをことを明らかにした。また、実際に感染したデバイスを1つだけ検出したという。

さらにレジャーは、今回のマルウェア自体は、ユーザーのコンピュータや仮想通貨を直接危険にさらすことはないものの、24語の回復フレーズを入力するようユーザーを誘導することでフィッシング攻撃(の一部)となっていると指摘した。

レジャーは、悪意のあるアプリケーションは、同社ウェブサイトやサーバーから発生したものではないと25日にツイートしたものの、同時点では感染方法は発見していなかった。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版
原文 Crypto Wallet Startup Ledger Detects Phishing Malware Targeting Desktop App