米ネバダ州で2017年のホリデーシーズンを通し、最もオンラインで購入されたのは、レジャー・ナノの仮想通貨ハードウェアウォレットだった。最低価格保証アプリ「アーニー」の調査で明らかになった。
2017年11月~2018年2月にかけてアーニーの扱った、全国のオンライン購入1億件のサンプルによれば、ネバダ州で最も人気があったのは、トレザーやキープキーと並ぶ業界トップの仮想通貨用ハードウェアウォレット、レジャー・ナノSだった。
ハードウェアウォレットは、ユーザーの仮想通貨資産の秘密鍵を、オフラインで安全に保管する。そのため、オンライン・ストレージシステムとは異なり、サイバー攻撃に強い特徴を持つ。
ネバダ州の人々の仮想通貨通ぶりは、他の州のお祝い気分の買い物とは異なっていた。コネチカット州ではインディアン・ヒーリングクレイ、カンザス州では電子カモ狩りゲームが1番人気だった。
アーニーの公開したデータには、スマートホーム機器と洗剤は含まれていない。この2つは、どの州でも常時最も人気のホリデー用商品だ。
ネバダ州は、2017年に地方自治体のブロックチェーン取引に対する課税を禁止したり、スマートコントラクトや電子署名を公的に承認するなど、納税者や仮想通貨に好ましい政策を実施している。
米国の仮想通貨ユーザー層の広がりは勢いを増しており、それが最近の議論の的になっていることは、コインテレグラフが先月末に伝えた通りだ。
一方、連邦及び州レベルで規制を進める動きも、速度を増している。ワシントンで最近行われた米証券取引委員会(SEC)及び商品先物取引委員会(CFTC)の公聴会では、仮想通貨・ICO・ブロックチェーンなどの仮想通貨規制に時間が費やされた。