欧州拠点の大手暗号資産運用会社コインシェアーズは、テレグラムと連携するトンコイン(TON)への投資エクスポージャーを提供する新しい上場投資商品(ETP)を発表した。
コインシェアーズ・インターナショナルは、ァイン・ヒル・キャピタル・インベストメントとの合併を発表し、これにより新たなETP商品をローンチした。
この商品はスイスの主要証券取引所SIXでティッカー「CTON」として火曜日に取引を開始した。
トンコインは、メッセージアプリテレグラムと密接に統合されたブロックチェーン「ジ・オープン・ネットワーク(TON)」のネイティブトークンである。コインゲッコーによると、TONの時価総額は前年比で59%減少し、記事執筆時点で57億ドルとなっている。
ステーキング利回りは2%
コインシェアーズは発表の中で「テレグラムの9億人超のアクティブユーザーと、TONが誇る毎秒10万4000件超の高性能取引処理能力を組み合わせることで、このブロックチェーンは技術的な性能と市場リーチの両立を実現している」と述べている。
新しいETPは、ネットワークのバリデーション報酬による自動利回り生成機能を備え、年率2%のステーキング利回りを提供する。また、米ドル建てで取引可能とされている。
今回のトンコインETPは、コインシェアーズがTONを投資商品に組み入れる初めてのケースではない。
同社はすでに、ソラナ(SOL)、ポルカドット(DOT)、カルダノ(ADA)、コスモス(ATOM)など複数のアルトコインを含む米国上場ETP「コインシェアーズ・アルトコインETF(DIME)」を10月初旬にローンチしており、その構成銘柄の1つにTONが含まれている。
発表を受け、トンコイン価格は火曜日に約5%上昇し、2.30ドル前後まで上昇した。コインゲッコーによると、TONは執筆時点で時価総額ランキング第35位の仮想通貨となっている。
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