ビットコインは再び7000ドル割れの危機を迎えている。19日の日中には一時7350ドル付近まで迫ったが、夕方にかけて徐々に下落した。一方、マネーグラムCEOの発言がXRP価格の重しになっているという見方が出ている。

(出典:Coin360 日本時間12月19日午後6時30分時点)

「明らかに重要なサポートが維持された」というテクニカルアナリストのお墨付きを得たビットコインだが、ボラティリティが高い状態が続いている。最近は日本時間の22時過ぎから値動きが激しくなる傾向があるので、今夜も要チェックだろう。

JPモルガンの元アナリストで現在はブロックチェーン研究者のトーン・ベイズ氏は、ビットコインが今後3000ドルまで下がることはないだろう予想。昨年の12月にはビットコインは3200ドル付近まで下落したという苦い思い出がある。

一方ベイズ氏はアルトコインの下落は止まらないだろうとみている。

XRPはマネーグラムCEO発言が重しか

0.19ドルを割ったXRPに関しては、米送金大手マネーグラムのアレックス・ホームズCEOの発言が重しとなっているとの見方も出ている。

18日にホームズ氏はCNNのインタビューに答え、XRPを保有していないことを明かした。フォーブスの取材に答えたビットブルキャピタルのジョー・ディパスケール氏は、「マネーグラムの声明は最近弱まっているXRPにとって痛手だ。とりわけ、リップルがマネーグラムに出資するなど両社は深い関係にあると思われていただけに衝撃だった」と述べた

ホームズ氏は、マネーグラム自身は規制上の理由から仮想通貨XRPを保有していないことを明らかにした。ただ、リップルの決済技術について「魔法のようなものだ」と称賛している

リップルは6月にマネーグラムと戦略的な提携関係を構築。5000万ドルの出資を行なった。

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