米送金大手マネーグラムのアレックス・ホームズCEOは、リップルの決済技術について「魔法のようなものだ」と称賛した。一方で、マネーグラム自身は規制上の理由から仮想通貨XRPを保有していないことも明らかにした。米大手メディアCNNのインタビューの中で語った。
More of the conversation with @MoneyGram CEO @walexholmes talking about the @Ripple partnership, corridor expansion, volume growth & maybe one day replacing the SWIFT payment system -- "those are large aspirations." 😃 $XRP pic.twitter.com/ACoxowG8yU
— Julia Chatterley (@jchatterleyCNN) 2019年12月17日
リップルとマネーグラムは今年6月に戦略的提携を結んだ。リップルがマネーグラムに5000万ドルの出資を行ったほか、マネーグラムが仮想通貨XRPを使う決済サービス「ODL(On-demand Liquidity)」を活用する内容だ。
CNNのインタビューの中で、ホームズCEOは、データのようにお金を送金できるリップルの技術は「魔法のようなもの」だと述べ、「リップルとその仮想通貨XRPは革新的だ」と称賛した。
リップルの技術を使うことで、マネーグラム自身もコストを削減し、収益性を高める効果があるという。
一方で、マネーグラム自身は仮想通貨XRPを保有していないことも明らかにした。ホームズCEOによれば、規制上の問題からマネーグラムが仮想通貨保有できない。そのため「受け取ったXRPは、可能な限りリアルタイムで売却している」という。
マネーグラムは、メキシコペソとUSドルとの送金にODLを活用しており、既に送金の10%をリップルのネットワークで行っている。ホームズCEOによれば、ODLを活用するケースを今後も拡大させていく方針だ。