仮想通貨取引プラットフォームのOKコインは、通貨ユーロを扱う取引サービスを開始し、マルタ共和国に事務所を新設した。同取引所が6月4日にブログで発表した。
OKコインは、米国籍以外の顧客向けにサービス展開を開始。ユーロの入出金やユーロでのビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)といった仮想通貨スポット取引が可能となった。同取引所は、今後さらなるユーロと仮想通貨ペアの展開を計画している。
OKコインは、マルタにあるブロックチェーンアクセラレーターで拠点となっている「Chiliz Blockchain Campus(チリーズ・ブロックチェーン・キャンパス)」にマルタ事務所を開設した。同国の仮想通貨金融資産法に則り運営される。OKコインの欧州総支配人のジョバン・ガブリロビック氏は以下のように述べた。
「欧州は、仮想通貨市場の改革において重要な存在だ。国際金融システムの現状を破壊し、改革する多くの先進的な考えの拠点でありながら、調和のとれた規制アプローチを維持している」
昨年11月、OKコインは、アルゼンチンで法定通貨と仮想通貨間の取引サービスを立ち上げたと報じられていた。さらに中南米全域にもサービスを拡大する計画を明らかにしていた。
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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版