仮想通貨イーサリアムは、時価総額でリップルを抜き返し、第二位の仮想通貨の地位を取り戻した。仮想通貨市場全体では上昇と下落が混在している状況だ。

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ビットコイン(BTC)は過去24時間でわずかに下落し、足元では6700ドル近辺で取引されている。記事執筆時点では6697ドルで取引されている。週間では約2.8%の上昇となっている。

Bitcoin weekly price chart. Source: Cointelegraph Bitcoin Price Index

イーサリアムは現在、リップルを時価総額で再び上回り、第2位の仮想通貨に復活している。時価総額は244億ドルと、リップルを20億ドル上回っている。イーサリアムは過去24時間で2.2%下落し、238ドル前後で取引されている。月間では約12%の下落ととなっているものの、週間では7.3%の上昇だ。

Ethereum weekly price chart. Source: Cointelegraph Ethereum Price Index

リップルは過去24時間で約10%上昇し、足元では0.57ドル前後で取引されている。週末の急騰で、週間では約102%上昇となっている。

Ripple weekly price chart. Source: Cointelegraph Ripple Price Index

仮想通貨全体の時価総額は足元では2240億ドルとなっている。過去48時間で少なくとも200億ドルの上昇となっている。

Weekly total market capitalization chart. Source: CoinMarketCap

ビットコインのドミナンスは前週の55%から、51.9%にまで下がっている。

Weekly percentage of total market capitalization (dominance). Source: CoinMarketCap

時価総額上位トップ20の仮想通貨の多くは22日に下落。ステラ、カルダノ、テゾスは22日に4~5%下落した。その一方でライトコインは22日に4%上昇し、60ドルを超えた。

仮想通貨市場は過去48時間で大きく回復する動きを見せた。ビットコインは今週はじめ、6229ドルまで価格を下げたが、6700ドルのサポートを試す展開となっている。

ブラジル最大の金融グループ「Group XP」が近い将来にビットコインとイーサリアムの取引を計画しているとのニュースが出た中で、仮想通貨の回復の動きが進んだ。

また9月21日には著名な仮想通貨投資家であるマイク・ノボグラッツ氏が、ビットコインは18年末までに30%上昇するとの予想を掲げた。機関投資家の参入があれば、年末までに8800~10000ドルに行くのは間違いないだろうと発言した。