28日の仮想通貨相場は、ビットコイン(BTC)をはじめ小動きのコインが目立ち、引き続き狭いレンジでの取引が続いた。ただ最近ビットコイン(BTC)の取引高が上昇傾向にあり、すぐに相場が大きく動く可能性もある。
Market visualization from Coin360
時価総額トップ20の仮想通貨のほとんどが、過去24時間で1%以内での動きだった(引用元:CoinMarketCap)。仮想通貨市場の時価総額は、2100億ドル付近で推移している。
ビットコイン(BTC)は執筆時点で6483ドル。過去24時間で1.7%上昇した。ビットコイン(BTC)のボラティリティ(価格変動幅)が18カ月ぶりの低さをつけた。
ただ取引高は上昇傾向にある。過去1週間で取引高は、32億ドルから35億ドルへと約10%上昇した。
静かな価格変動が続く中、ビットコイン上昇の兆しがあると分析するアナリストが相次いでいる。
Bitcoin 30-day price chart. Source: CoinMarketCap Bitcoin Price Index
イーサリアム(ETH)は過去24時間で0.2%のプラス。執筆時点では204ドルで取引をしている。過去1週間では約0.7%のマイナスだった。
Ethereum 30-day price chart. Source: CoinMarketCap Ethereum Price Index
リップル(XRP)は過去24時間で0.2%の上昇。現在は0.45ドルで取引している。過去1週間では、ほぼ横ばい。わずか1%の減少だった。
リップルは25日、2018年第3四半期(7-9月期)に1億6300万ドル(約183億5,000万円)の仮想通貨XRPを売却し、売上高が前期比で2倍以上に増加したと発表。またグーグルでプロダクト担当のバイス・プレジデントだったアミル・サルハンギ氏が、リップルラボに参画した。
Ripple 30-day price chart. Source: CoinMarketCap Ripple Price Index
執筆時点で仮想通貨市場の時価総額は2090億ドル。1日の取引高は1000億ドル未満にとどまっている。
Total market capitalization 30-day chart. Source: CoinMarketCap
全体的には無風状態の仮想通貨相場だが、IOTA (MIOTA)は過去24時間で比較的大きく下げた。過去24時間で約1.6%下落し、0.48ドルで取引をしている。