仮想通貨投資会社BKCMの創業者ブライアン・ケリー氏は、仮想通貨エコシステム発展のためにビットコインETFはほとんど必要ないという見方を示した。最後の希望だったビットワイズのビットコインETFは、先週、SEC(米証券取引委員会)に拒否された。
CNBCのインタビューに答えたケリー氏は、フィデリティやTDアメリトレードなどの企業が将来的に仮想通貨業界に参入すると指摘。「つまり、いつかはみんながよく知るブロカーの口座でビットコインが買えるようになる」と述べた。
「現時点でビットコインETFが必要だということは周りほど懸念していないよ」
またケリー氏は、米商品先物取引委員会(CFTC)がイーサリアムを商品とみなしてイーサリアム先物を近い将来承認する意向を示したことを「大きな前進」と高く評価。これまで投資家はいつCFTCに禁止されるのか不安を持っていたが、これからは「俺の商品のバケツに入れてくれ」と言えるようになると解説した。
米国仮想通貨ファンド、パンテラ・キャピタルのブライアン・モアヘッドCEOは、昨年10月時点で「ビットコインETFよりフィデリティやバックトが大事」と発言。次のように述べていた。
「SECは未亡人や孤児にビットコインETFを買って欲しいと思っていない。ビットコインが公式に証券と認められたかどうかも知らない人々にね。だから私はビットコインETFは数年先の話だと思っているよ」
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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版