仮想通貨デリバティブ取引所FTXは、民泊大手で新規株式公開(IPO)が迫っているAirbnbの株式をトークン化したモノを取引できるようにすると発表した

仮想通貨トレーダーは、FTXでのデリバティブ契約を通じて、Airbnbのエクスポージャーを得ることができるようになる。IPO前の商品として、契約の履行は、最初の取引日の終値でのAirbnbの時価総額にリンクするという。

FTXによると、このデリバティブ契約は、Airbnbの最初の取引日が終わった後に「自動的にロールオーバーする」とのことだ。

「Airbnb株が2021年3月9日までに上場および取引されない場合、FTXはABNB製品の取引をロールバックする権利を留保する」と述べている。

現在、デリバティブ契約はFTX取引所でのみ利用可能だ。米国在住の顧客にサービスを提供するFTXUSでは、このABNB/USDのペアはリストしていない。

Airbnbの株式は、米国時間10日にもナスダック取引所でデビューする予定だ。ウォールストリートジャーナルによると、1株あたりの目標価格を44~50ドルから56~60ドルに引き上げているという。株価が60ドルとなれば、Airbnbは420億ドルの評価となる。

FTXでは9日朝までに81ドル以上で取引されており、60ドルを大幅に上回っている。

FTXでは今年10月から、株式をトークン化したモノを取引できるようにしている。アマゾンやテスラ、アップル、フェイスブックなど12種のトークンがFTXでトレード可能となっている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン