欧州の資産運用会社コインシェアーズは、2024年第1四半期に記録的な業績を発表した。ビットコインETFのデビュー以降、市場の回復が主な要因だ。

同社は第1四半期に1,950万ポンドの収益を報告し、前年同期比で216%増加した。利益およびその他の収入は2,440万ポンドに達した。利息、税金、減価償却前の利益(EBITDA)は3,420万ポンドで、前年の700万ポンドから4倍に増加した。

コインシェアーズの最高財務責任者であるリチャード・ナッシュ氏によると、第1四半期のEBITDAマージンは78%に達した。「このマージンは、2021年に経験したレベルに戻りつつある」とのべた。

コインシェアーズの総利益およびその他の収入の約45%は資産運用事業から、40%は資本市場から、残りの15%は同社の主要投資ポートフォリオからのものであるとナッシュは説明した。管理手数料は1,950万ポンドを記録し、これは2021年第4四半期に次いで2番目に高い数値であった。

Source: CoinShares

コインシェアーズは、米証券取引委員会(SEC)がビットコインETFを承認した後、1月12日にヴァルキリー・ファンドの買収オプションを行使した

この買収には、ヴァルキリーの現物ビットコインETFのスポンサー権、投資顧問業務であるヴァルキリー・インベストメンツ、およびヴァルキリー・ビットコイン・マイナーズ(WGMI)やヴァルキリー・ビットコイン・フューチャーズ・レバレッジド・ストラテジーETF(BTFX)などの類似製品のスポンサー権が含まれていた。取引は3月12日に完了した。コインシェアーズによれば、この買収により約160万ポンドののれんがバランスシートに追加された。のれんとは、買収時に発生する無形資産を表す会計用語だ。

2024年3月31日時点で、コインシェアーズの総運用資産(AUM)は47億7,000万ポンドに達した。「AUMの数字は、2023年末から58%増加している。これは、ヴァルキリーの買収と相まって、大幅な価格上昇が見られた2024年第1四半期の広範な業界のパフォーマンスによるものだ」と決算報告書に記されている。

コインシェアーズのCEOであるジャン=マリー・モグネッティ氏によれば、ヴァルキリーの買収は、デジタル資産に特化した世界的な投資会社になるという計画に沿ったものであった。「米国市場は、世界の運用資産の50%を占めており、コインシェアーズにとって成長のためのユニークな機会を提供する」とモグネッティは語った。

PR記事「新規口座開設等で最大6000円相当もらえる!先物取引 コピトレで有名な仮想通貨取引所ビットゲット【特典出金可】

PR記事「仮想通貨取引所Gate.io 新規口座開設で7700円相当の軍資金! もらって取引キャンペーン実施中 【先着順】