インド最大の仮想通貨取引所であるコインDCXが、中東・北アフリカ(MENA)地域で活動する仮想資産取引所ビットオアシスを買収した。
今回の買収は、コインDCXがMENA市場に初めて進出するものであり、仮想通貨企業としてのさらなる拡大を示すものだ。ビットオアシスは、UAEディルハムでの取引量が最も多い取引所の1つとして知られており、コインDCXがこの地域での存在感を強化するための重要な戦略的動きとなる。
ビットオアシスは最近、バーレーン中央銀行からライセンスを取得した。このライセンスにより、ビットオアシスは厳格な規制条件の下でブローカー・ディーラーとして運営することができる。
コインDCXの共同創設者であるスミット・グプタ氏はコインテレグラフとのインタビューで、ビットオアシスは既存のライセンスの下で独立して運営を続け、「関連する規制当局によって監督される」と話している。
今回の買収により、両プラットフォームのユーザー体験は、より広範な製品提供と取引およびトークンの選択肢の増加が期待される。グプタ氏は、ユーザーアカウントの影響について、「アカウントはビットオアシスとコインDCXの間で移行またはリンクされることはない」と説明する。「ユーザーの個人データはビットオアシスのプライバシーポリシーおよび適用法令に従って保護され、ユーザーの資産と資金は適用される規制要件に従って完全に分離され、安全に保管される」とも語った。
投資家のコインDCXへの移転を支援
今年1月、グプタ氏はコインテレグラフとのインタビューで、非認可プラットフォームからコインDCXに資産を移転しようとする投資家を支援するために100万ドルの資金を割り当てると語った。インドの投資家が海外取引所に約40億ドルを投資していると推定される中、最近の規制変更は大きな懸念を引き起こしている。
グプタ氏は、コインDCXが「ユーザーを積極的に支援している」とし、安全な入金ルートを確立し、規制された仮想通貨取引所に移行しようとするユーザーに1%のボーナスを提供していると説明した。
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