フェイスブックの幹部だった人物が、米国の大手仮想通貨取引所コインベースに参画した。

26日のブログ記事によれば、フェイスブックでブランド・製品のグローバルヘッドを務めていたケイト・ルーシュ氏が新たにコインベースの最高マーケティング責任者に就任した。ルーシュ氏はフェイスブックに11年間勤め、主に広報やマーケティング部門を担当していたという。

コインベースはルーシュ氏がフェイスブックにいる間、フェイスブックのユーザーが5億人から30億人に拡大したと紹介。コインベースは、ルーシュ氏の手腕で「何百万人もの人々をクリプト経済圏に引き込む」ことを期待しているようだ。

コインベースの発表によれば、2021年6月30日時点で月間取引ユーザー数は880万人おり、世界中に5600万人以上のユーザーがいるという。

コインベースは2021年に入って、次々と新たな幹部人材を採用している。今年はじめ、同社はホワイトハウスで国家安全保障委員会で国際経済問題の補佐官を務めていたファリアー・シルザド氏を、最高政策責任者として起用。コインベースは、政府との関係構築や規制問題を担う役割を求めている。 

さらに今年4月にはインドでの事業拡大を目指してグーグルペイのエンジニアリングリーダーだったパンアジュ・グプタ氏を採用している。