USDC発行元のサークルが、シリコンバレーバンク破綻に伴う準備金の不足分について「企業内リソース」で補う予定だと声明で発表した。
同社によると、USDCの流動性オペレーションは「米国時間で月曜日の朝、銀行の営業開始と同時に通常通り再開」され、米ドルと1対1でUSDCの交換が可能になるという。
Sharing an Update on USDC and Silicon Valley Bank. https://t.co/Ug3qpot8sJ
— Jeremy Allaire (@jerallaire) March 11, 2023
サークルは声明の中で、準備金の77%(324億ドル)を米国財務省証券(償還期間3ヶ月以内)で、23%(97億ドル)をシリコンバレーバンクを含む様々な金融機関で保有する現金で担保しているとし、潤沢な財務をアピールした。
さらにシリコンバレーバンクに預けられている33億ドルについて、月曜日にも引き出せる可能性についても言及した。
銀行が管財人になる前に開始された送金は、そうでなければ通常通り処理されていたと考える理由がある。<中略>FDIC が破綻した金融機関を管理するまでの間、銀行の標準的な日次処理サイクルが終了するまでは、通常通り取引を決済することを認めるべきである。我々は、FDICが現在、適用される管財人のカットオフ時間以前に開始された取引の状況を判断していると理解しており、木曜日に開始された転送が月曜日に処理される可能性がある。
一方、資金回収に時間がかかりそうな場合は、「ストアバリュー・マネー伝送規制法で義務付けられている通り、不足分を会社のリソースで補い必要に応じて外部資本を導入する」としている。