ピア・ツー・ピア(P2P)決済提供のサークル社は13日、仮想通貨投資アプリ「サークル・インベスト」を開発したと発表した。まずは米国の46州で早期版を提供する。

 公式ブログで明らかにした。ミネソタ州、ワイオミング州、ハワイ州は規制の手続き上の問題で除外する。サークル社がビットライセンス(仮想通貨関連事業免許)を所有するニューヨーク州でも、まもなく利用可能になる。

 早期版提供後に本提供に入る。サークル・インベストはビットコインや複数のアルトコインの取引手数料は無料としているが、収益確保のため、早期版では手数料を最大2%徴収する。

 サークル社は今年に入り、仮想通貨業界での事業多角化を模索している。2月には、IDGキャピタルの後ろ盾で、仮想通貨取引所大手のポロニエックスを4億ドル(約423億円)で買収した。インベスト・サークルのほか、サークル社は卸売店頭取引プラットフォームのサークル・トレード、決済アプリのサークル・ペイを提供している。