中国人民銀行の易綱総裁は、これまでデジタル人民元の取引回数が400万回以上を超えており、テストが順調に進んでいると明かした。11月2日付のブルームバーグが報じた

中国人民銀行発行のデジタル通貨であるデジタル人民元は、これまで4都市で400万回以上取引された。取引高は合計で20億元(約310億円)以上。易綱総裁は、2日に開催された香港フィンテックウィークで最新データを発表した。

先月には、中国の深セン市は、合計1000万元(約1億5700万円)分のデジタル人民元が配布された。テストはすでに終了しており、実際に95%の当選者がデジタル人民元を使ったという。

また易綱総裁は、コロナ禍での接触のない銀行サービスが拡大したことに言及。消費者にとって便利なサービスを提供する一方で安全性を保証すると上で中央銀行にとってはチャレンジだった述べた。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン