中国雲南省の昆明市が国内初の完全にブロックチェーンに基づく公共調達の入札プラットフォームの開発と内部試験を完了した。

公共調達の入札は、特定のプロジェクトの完了を約束する公的部門および民間部門の企業に大規模な資金を配分するために政府によって活用されている手法だ。

「昆易链(Kun­y­il­ian)」と呼ばれるこの入札プラットフォームは、テンセントの「サービスとしてのブロックチェーン(BaaS)」システムを用いて、現在の公共調達の入札過程における課題を解決することを目的としている。入札過程に関与する主要なエンティティの信頼性の証明とデータの共有と安全性の促進に役立つと期待されている。

試験中、同プラットフォームは公式の入札データに関連する6万近くのブロックチェーン証明を登録した。現在は、昆明市の3万以上の公共調達の入札を行うエンティティにサービスを提供することを目指している。

同プラットフォームの開発は、中国が新興技術への投資を通じて同国の技術革新を促進する構想の一環だ。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン