中国人民銀行が発行する独自デジタル通貨によって中国のスマホ決済サービスであるアリペイとウィーチャットの優位性が揺らぐかもしれない。サウスチャイナ・モーニング・ポストがアナリストの見立てを掲載した。
先日、中国人民銀行の幹部は独自のデジタル通貨発行の準備はできていると発言。フェイスブックの仮想通貨リブラに対抗すると狙いがあるとみられているが、国内の90%スマホ決済を占めるアリペイとウィーチャットのシェアも取りにいくかもしれないという。
DBSグループ・リサーチのアナリストであるシンディー・ワン氏によると、アリペイやウィーチャットの台頭によって銀行が預金ベースを保持するのに苦戦。中国人民銀行のデジタル通貨は、この流れを変え、一部の預金を銀行システムに戻すことが期待できるという。
とりわけ、中国では、預金に対する融資額の比率は第2四半期(4-6月期)に72.85%まで上昇。1年前は69.12%だったという。
既報の通り、中国人民銀行はフェイスブックの仮想通貨リブラをライバル視しており、リブラのホワイトペーパー発表の後、「デジタル通貨の開発を加速する」と発言していた。
ちなみに中国人民銀行の幹部は、デジタル通貨について「必ずしもブロックチェーンに頼らないかもしれない」と述べている。
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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版
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