シカゴ・オプション取引所(CBOE)を運営するCboeグローバル・マーケッツは、将来的に仮想通貨セクターでより幅広く事業展開することを計画している。

3月25日のブルームバーグのインタビューの中で、Cboe社のエド・ティリーCEOは、これまでの仮想通貨を巡る同社の道のりは平たんなものではなかったが、決してそのコミットメントを弱めるものではないと語っている。

2017年12月、シカゴ・オプション取引所は、シカゴマーカンタイル取引所(CME)とともに、ビットコイン先物取引を開始した。しかし、その後、CBOEは2019年にBTC先物から撤退することを発表した

しかし、ティリーCEOによれば、投資家からの仮想通貨に対する需要は根強いことから、仮想通貨分野を「あきらめていない」という。

「私たちはまだこの業界に関心を持っている。私たちはあきらめていない。私たちはプラットフォームを構築したいと思っている。個人投資家や機関投資家からの需要は多く、私たちはそこにいる必要がある」

Cboeはビットコイン上場投資信託(ETF)でも過去に米証券取引委員会(SEC)から提案が拒否されていた。CboeのBZX取引所は現在、ヴァンエックのビットコインETFを上場するための申請を3月に行っている

ティリー氏は、ヴァンエックのETFの承認に向け「前進させることを熱望している」と語っている。