仮想通貨投資会社カナリーキャピタルが、現物XRP上場投資信託(ETF)の設立を申請した。これは過去7日間で2件目のXRPファンド申請だ。

カナリーキャピタルは、10月8日に米証券取引委員会(SEC)に提出された申請書で、投資家が「XRPを直接取得・保有する際の潜在的な参入障壁やリスクを伴わずに」、伝統的な証券口座を通じてXRP市場にアクセスできるとした。

同社は、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のCFリップル指数を使用してXRPの価格を追跡するとしている。

このETFは、XRPの価値を追跡する際にデリバティブ商品を使用せず、「追加のカウンターパーティリスクおよび信用リスク」にさらされる可能性を避けるとしている。カナリーキャピタルは、「特定の投資家がXRPを直接購入、保有、取引するのではなく、持分に投資することにより、XRPを使用して戦略的および戦術的な資産配分戦略をより効果的かつ効率的に実施できるようにする」と主張している。

カナリーキャピタルは、XRP ETFのカストディアンが誰であるか、またはファンドがどのティッカーで上場されるかを明らかにしなかった。

カナリーキャピタルのXRP ETF申請の7日前には、仮想通貨資産管理会社のビットワイズが10月2日にSECにXRP ETFを申請している

XRPは現在、1XRPあたり0.53ドルで取引されており、日中で0.4%上昇、週で横ばいの動きを見せている。

カナリーキャピタルまたはビットワイズの申請がSECによって承認されれば、規制当局が承認する初の現物XRP ETFとなる。

しかし、承認には大きな障壁がありそうだ。その1つは、SECがXRP発行元であるリップルに対する訴訟を控訴していることだ。SECは、このトークンが未登録の証券であると主張し、同社がXRPの提供を通じて13億ドルを調達したと非難している。

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