アンチマネーロンダリングのための仮想通貨規制を提言=カナダ議会の金融委員会

カナダ議会の金融委員会は、5年に1度行われる犯罪マネーロンダリングとテロ資金対策に関する法律の見直し(PCMLTFA)において、政府に対しマネーロンダリング防止のために仮想通貨に対する規制を始めるよう提案した。カナダのデジタル新聞、アイポリティクスが14日報じた

同委員会は2月以降、PCMLTFAのためのレビュー会議を18回開催し、政府が仮想通貨を規制するための3つの方法を提示した。

1つめの提言は、仮想通貨交換業をマネー・サービスとして定義し、法定通貨から仮想通貨への交換をコントロールすることである。これは、6月9日にカナダでリリースされた新しい仮想通貨に関する規制草案に沿っている。このドラフトには、仮想通貨交換や決済処理をマネー・サービスとして定義している。カナダでは、このようなビジネスは厳格な財務報告ガイドラインの対象となり、PCMLTFAに準拠することを求められる。

2つめの提言は、政府がニューヨークのビットライセンス(BitLicense)のような仮想通貨交換ライセンスを要求することである。この記事は、財務アドバイザーのIJW&Co.と法律事務所のデュランド・モリソーによるアドバイスを引用し、現時点における規制のない環境下で疑わしい仮想通貨取引が行われる可能性を示唆している。

仮想通貨取引は、国境を越えて巨額な財産を迅速に移転させるために使用される可能性があり、法定通貨と仮想通貨間の交換に対する規制は、仮想通貨がマネーロンダリング防止の懸念に注意を向けさせるだろう。

3つめの提言は、取引をトラッキングしやすくするために、仮想通貨ウォレットに規制を設けることである。政府は120日以内に下院の提言に回答することを要求されている。

仮想通貨に対する規制は世界的にも導入が始まっている。米国証券取引委員会(SEC)は今週、登録がなされていない2つのICOに対し、民事罰を科した

コインテレグラフでも、欧州におけるマネーロンダリングとテロ資金調達に対抗するためにアップデートされたFATF(金融活動作業部会)の仮想通貨ガイドラインに対する分析を発表した