米カリフォルニア州金融保護イノベーション局(DFPI)は、利子付き暗号資産口座を扱う際には「細心の注意を払う」よう消費者に警告している。

DFPIは、複数の暗号資産口座プロバイダーが「管轄下にある法律に違反しているかどうか」を調査していると述べている。

7月12日の発表で、DFPIは利息付暗号資産口座プロバイダーが 「銀行や信用組合と同じ規則と保護に準拠していない」ことを強調し、一部のプラットフォームは「顧客が口座からの出金や、口座間で送金するのを妨げている」と指摘した。

「多くの利子付き暗号資産口座プロバイダーが、顧客がこれらのプラットフォームに暗号資産を預ける際に直面するリスクを適切に開示していない可能性がある」と、DFPIは消費者に警告している。

「消費者は、投資や金融サービスの勧誘に応じる前に、細心の注意を払うことが推奨される」と、DFPIは付け加えている。

DFPIはまた、その見解として、特定の暗号資産口座プロバイダーが未登録の証券を提供しているとし、最近カリフォルニア州でブロックファイボイジャーに提供を停止するよう2つの停止命令を出したことを指摘した。

今回の警告は、弱気市場の中で、セルシウスネットワークやボイジャーデジタルなどの暗号資産口座プロバイダーが深刻な流動性問題で顧客資産をロックしたことを受けて出されたものだ。

現状では、両プラットフォームの顧客資金は数週間にわたってロックされ、預金者の保有資産の行方はまだ不明だ。