ビットコイン(BTC)価格がここ1か月余りで初めて8000ドルを下回った昨日の仮想通貨市場の下落の後コイン360に掲載されている2大通貨であるBTCとイーサリアム(ETH)は16日、若干の上昇を示している。

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 BTCはこの記事の執筆時点では8504ドル付近で取引されており、記事公開までの24時間で約2.90%上昇している。ETHは記事公開までに約1%上昇しており、617ドル付近で取引されている。

 コインマーケットキャップで3番目にランク付けされているリップル(XRP)は上位3強の通貨の中で最も小さく上昇している。XRPは現在0.69ドル付近で取引されており、記事公開までの24時間で0.42%上昇している。

XRP

 記事公開時点では、コインマーケットキャップに掲載されている上位10通貨の中に2%以上下落しているものはない。アルトコインのカルダノが2日連続で最も下落しており、24時間で1.5%強下落し、記事公開時点では0.18ドル付近で取引されている。

 年明け以降の仮想通貨市場の価格の落ち込みは、マウントゴックスの管財人によるBTCでの約4億ドルの売却に端を発しているとみられている。本日の市場の若干の上昇は、14日のグーグルの金融サービスポリシーの更新で今年6月から仮想通貨関連広告を禁止する予定だとされたことに起因する、時期尚早な売り煽りが落ち着いたためかもしれない。