ビットコイン(BTC)は、エネルギー効率の劇的な向上と、より多様で持続可能なエネルギーミックスにもかかわらず、エネルギー消費量が前年比41%増となっている。

このデータは、世界最大のビットコインマイニング企業51社を代表するビットコイン・マイニング・カウンシル(BMC)による2022年第3四半期の報告書によるものだ。

この報告書では、ビットコインのマイニングが世界のエネルギー生産の0.16%を消費しているとし、BMCによれば、コンピュータゲームが消費するエネルギーよりもわずかに少なく、この量は「世界のエネルギーの中で取るに足らない量」だとしている。

また、ビットコインのマイニングは、世界の炭素排出量の0.10%を占めており、BMCは「無視できる」レベルと判断している。

ビットコインのエネルギー消費量の増加は、生産されるブロックが少なく、価格下落圧力があるにもかかわらず、ネットワークのハッシュレートが2022年第3四半期に前年同期比で73%増加したためだ。

ブロックチェーンデータ分析会社グラスノードは「ハッシュレートの上昇は、より効率的なマイニングハードウェアがオンラインになったため、および優れたバランスシートを持つマイナーがハッシュパワーネットワークのより大きなシェアを持ったため」と考えている