ブロックチェーンスタートアップのライフラブスは、英領ヴァージン諸島(BVI)と連携して、仮想通貨「BVI〜LIFE」を開発していると発表した。12月3日にプレスリリースで述べた。米ドルに1対1で連動したステーブルコインだとしている。
同コインの発行は、現地のフィンテック分野を成長させるイニシアチブの一環で、BVIデジタル経済シンポジウムで紹介される予定だという。
ヴァージン諸島では1959年以来、米ドルが使用されている。取引における費用削減とスピードアップ、また、旅行者らなど現地以外の人々も使用できるようにするのが狙いだ。
ライフラブスはまた、災害時用の支払いインフラとして「ラピッド・キャッシュ・レスポンス(高速現金対応)」も開発している。これについては、今年4月に地元政府が発表しており、緊急時にビットコイン(BTC)やイーサ(ETH)などの仮想通貨を支払いができるようにし、災害が発生した時でも住民が必要な商品やサービスの購入をできるようにするものだ。
ヴァージン諸島のアンドルー・ファヒー首相は、ライフラブスとの連携について、以下のように述べていた。
「ブロックチェーン技術の重要性とそれがヴァ―ジン諸島に提供する著しい利点は、同地域において最重要事項だ。我々は、この改革を心から歓迎する。我々のパートナーのライフラブスは、彼らのイデオロギーが単なる言葉ではないということを彼らの実績が実証した。我々は、我々の仮想通貨BVI〜LIFEの展開とこの連携が持続することを楽しみにしている」
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン