ロシアの大手ビジネスメディアRBCの報道によると、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカのBRICS5カ国が共同で仮想通貨の発行を構想していることがわかった。
ロシア直接投資基金(RDIF)のキリル・ドミトリエフ局長によると、ブラジルで開催された2019年の第11回BRICSサミットで加盟国間の共通支払いシステムを作成するという提案を受け、BRICSのビジネス評議会が仮想通貨やデジタル通貨構想について支持したという。
「BRICSで考案している新しい決済システムは、各国法定通貨での貿易金融の決済を促進する。さらに海外直接投資の世界的な流入の20%以上を占める加盟国間の決済と投資の安定性を確保することができる。」
ドミトリエフ局長は共通の決済システムはマネーロンダリングやテロ資金供与といった犯罪抑止にもつながるとしている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン