プライバシー重視のウェブブラウザ「ブレイブ」は、デスクトップ版で仮想通貨(暗号資産)取引所バイナンスのウィジェットを統合した。

4月30日の発表で、ウィジェットはデフォルトで有効になっており、ブレイブのブラウザを使っている何百万人ものデスクトップユーザーの前にバイナンスの仮想通貨取引所が配置されることになる。

以前、このウィジェットはブレイブのテスト版「Nightly」とベータ版でのみで利用できた

「ブレイブ」ブラウザで新しいタブもしくはウィンドウを開くユーザーには、バイナンスのウィジェットが利用できるようになった。このウィジェットではバイナンスのアカウントに接続するように求められ、認証すると、保有されているアセットが表示され、取引することができる。

保有している資産の概要だけでなく、ユーザーは仮想通貨を購入したり、サポートされている通貨を交換したりすることができる。

ウィジェットはブラウザに直接組み込まれているため、ユーザーのプライバシーを保護し、認証されたユーザーの操作を通じてのみバイナンスAPIと通信する。

ユーザーはウィジェットは簡単に切断でき、ブラウザが再び認証プロセスを実行しない限り、ブラウザがアカウントと通信することを防ぐ。ウィジェットはデフォルトで有効になっているが、手動で非表示にすることもできる。

今年後半にモバイル版が登場

ブレイブのブラウザは現在、プラットフォーム全体で毎月1350万人を超えるアクティブユーザーを抱えている。バイナンスのウィジェットは現在、ウィンドウズ、Mac、およびLinuxOS用のデスクトップ版に統合されている。

バイナンスのウィジェットは、今年後半には、ブレイブのモバイル版でも利用できるようになる予定だ。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン