米司法省がバイナンスとの40億ドル(約5912億円)の和解案を検討しているとのブルームバーグの報道を受け、バイナンスコイン(BNB)は過去1日で7%超上昇した。
コインテレグラフマーケットプロによれば、ブルームバーグの11月20日の報道後、約30分でBNBは6%上昇し、1BNBが262ドルとなった。報道によると、バイナンスは制裁違反、マネーロンダリング、詐欺の疑いに対する司法省の捜査を終結するための和解案を交渉しているという。その後、BNBは4時間で252ドルまで下落したが、BNBは再び上昇し、6月7日以来の最高値である266ドルを記録した。

バイナンスが発行したこのトークンは、時価総額上位75位の仮想通貨の中で最も24時間の価格上昇率が高い。現在BNBは時価総額400億ドル以上で時価総額第4位のトークンだ。
BNB market cap +$4b from the post headline low pic.twitter.com/6T6y3EveLF
— Hsaka (@HsakaTrades) November 20, 2023
しかし、最近の価格上昇にもかかわらず、BNBは2021年5月10日の最高値686ドルから61.4%下落している。ただし、年初からは6.5%上昇している。
和解案の1つでは、バイナンスが40億ドルの罰金を支払い、一定の条件下で米国での運営を続けることが許されるという。ブルームバーグによれば、和解の発表は今月末までになる可能性がある。もしバイナンスが罰金を支払うと、それは犯罪に関連する仮想通貨ケースで支払われた罰金の中で最大のものの1つとなるだろう。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン