資産運用会社のブラックロックがビットコイン先物への投資を準備しているという報道が出て1週間。ブラックロックのラリー・フィンクCEOは仮想通貨に関する見通しを明らかにした。
27日のブルームバーグとのインタビューで、フィンク氏はビットコイン(BTC)を「非常に小さな市場」内の不安定な資産だと語った。フィンク氏は、ビットコインは「ほかの資産カテゴリーに比べて非常に小さい」ことを考えると、ビットコインのメディアの報道で魅力的に伝えられているとも述べた。
「ビットコインは新しい価値の保存手段になる可能性があるが、現時点ではまだテストされていない」ともフィンク氏は述べている。「ボラティリティは非常に高く、5~6%の幅で動き、少額の投資でも動くことになる」と話している。
「ビットコインが、長期的に生き残るかどうかについてはまだ証明されていない。ある種のデジタル化された通貨は、将来により大きな役割を果たすだろう。そしてそれはビットコインかもしれないし、そこから発展した他のものかもしれない」
ブラックロックのほかの幹部は、もっと強気な発言している。2020年11月、ブラックロックの最高投資責任者であるリック・リーダー氏は、「ビットコインはここにとどまる」と述べ、BTCが金に取って代わる可能性が高いと述べた。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン