韓国の仮想通貨取引所ビッサムの親会社ブロックチェーン・エクスチェンジ・アライアンス(BXA)のBKキムCEOが、コインテレグラフ日本版の取材に答え、日本や米国への進出計画や独自トークンBXAのビッサム上場見通しについて話した。

BXAは、米国の上場企業であるブロックチェーン・インダストリーズ(BCII)を「リバースマージャ―(逆さ合併)」し、米国株式市場に上場する計画を立てている。また、今月15日には、日本のブロックチェーン投資ファンド「STブロックチェーンファンド」から2億ドル(約220億円)出資されたことが明らかになった

以下はBXAのキムCEOとの一問一答だ。

Q: 米国のどの株式市場に上場する予定か?戦略は?いつ頃になるか?

ナスダックかニューヨーク証券取引所(NYSE)になる。

上場への戦略は、ナスダックとNYSEにすでに上場している企業とのリバースマージャー(逆さ合併)だ。(通常の方法より)上場へのスピードを速め、手数料も安くなる。一般的な手数料は最大600万ドル(約6.7億円)だ。

BXAは、すでに米国の弁護士から法的な意見をもらっている。それによると、現在の法的枠組みでBXAがリバースマージャーという手法を使って上場することは可能だ。

Q:日本の仮想通貨市場進出計画は?

現在我々は、金融庁に認可された仮想通貨取引所の設立に向け、日本でジョイントベンチャーを構築するためのパートナーを探している。

Q: ビッサムを完全に買収する計画はあるか?

BXAは現在、BTCホールディングス株の51%を保有している(BTCホールディングスは、ビッサムの運営企業であるBTCコリアの76%を保有している)。我々は現在、BTCホールディングス株の株式を70%まで買い増すことを目指して、株主と協議をしている。

買い増しがないとしても、BXAはすでにビッサムの支配的な株主だ。

Q: BXAはすでに仮想通貨取引所BitMaxに上場している。ビッサムに上場させる計画はあるか?戦略は?

BXAトークンは、複数の取引所をつなげ、取引所間で全ての取引ペアの流動性を高めることを目指した取引所アライアンス・トークンだ。

ビッサムへの上場に関しては、規制のハードルやマーケティング計画など様々な事柄を考慮しなければならない。全ての事柄を考慮した後で、今後の展開について発表する。

BXAトークンのビッサム上場は近い?

ビッサムへのBXA上場について、キムCEOは詳細は明かさなかった。しかし、ビッサムのウォレットにはすでにBXAが取引資産対象として入っている。

(ビッサムのウォレット)

キムCEOの言うように規制ハードルなどをクリアしなければならないのだろうが、BXAがビッサムに上場する日は遠くないのかもしれない。