成長する仮想通貨レンディング業界に、新しい仮想通貨企業が参入する。仮想通貨カストディを手掛けるビットゴーは3月5日から、機関投資家向けの仮想通貨レンディングサービスを開始すると発表した。ビットゴーは数か月にわたり、レンディング機能のベータテストを行っていたという。

ビットゴーの金融サービスの責任者であるニック・カルミ氏は、新しい仮想通貨レンディングサービスは、従来の金融市場でのレンディングと同様のサービスとなること目指したと強調した。

カルミ氏は、ビットゴーのレディングサービスは持続可能なビジネスモデルの一部であると述べている。

「量が多くかつ利益が低いビジネスには興味がない。クライアントとの深い関係を構築し、クライアントの価値を高め、長期的で持続可能なビジネスを構築する」

ビットゴーのレンディングサービスの主な機能には、担保ローンや各クライアント向けにカスタマイズされた詳細なレポート、ビットゴーのカストディ機能と連携した機能などがあるという。

BitGo’s lending service supports over 15 currencies including crypto and fiat

ビットゴーの金融サービス責任者であるニック・カルミ氏は、コインテレグラフに対して、新しいレンディングサービスはビットゴーにとって重要な取り組みであると語った。カルミ氏によれば、ビットゴーは機関投資家に焦点を当てており、一般のトレーダーにはサービスを提供する計画はないという。

ビットゴーのレンディングサービスは、ビットコイン(BTC)やイーサ(ETH)などの仮想通貨、そして法定通貨を含む15種類の通貨をサポートしている。

「私たちはBTCからレンディングを開始し、ETH、LTC、BSH、DASH、ステーブルコイン、法定通貨などの通貨にも拡大している。ビットゴーのレンディングサービスは15種類以上の通貨をサポートしている。弊社のローンはすべて担保があり、一部は100%を超える場合もあるが、通貨の種類や機関、取引相手の信用に応じて、担保は設定される」

発表によれば、ビットゴーのレンディングサービスはウォール街出資の専門家チームによって開発された。

ビットゴーのマイク・ベルシェCEOは、同社のレンディングサービスはウォール街の専門知識とシリコンバレーの技術とイノベーションを融合したものだと強調している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン