仮想通貨取引所ビットフィネックスは5月24日、チリの主要仮想通貨取引所の一つ、オリオンXへの新たな投資を明らかにした。発表によれば、二つのデジタル資産企業間のパートナーシップは、地元の教育プログラムを支援し、金融の自由と包摂を推進することを目指している。

約1ヶ月ほど前には、ビットフィネックス・セキュリティーズ・エルサルバドルが、国家デジタル資産委員会からエルサルバドルの運営ライセンスを授与され、地元の規制に準拠したプラットフォームで二次資産の発行と取引を行うことが許可されている。また、ビットフィネックスは最近、女性が基本的なコーディングスキルを学べるパラグアイの三週間のブートキャンプを後援するなど中南米での活動が活発化している。

ラテンアメリカは、昨年から仮想通貨業界で成長し続ける市場で、外部からの投資家の注目を引き続けている。

チェイナリシスの2022年のグローバルアダプションインデックスによれば、ラテンアメリカは2022年に受け取った全世界の仮想通貨価値の9.1%を占めていた。同地域は、全世界の仮想通貨市場において、取引量で7位にランクインした。

チェイナリシスのレポートでは、ラテンアメリカはインデックスの上位30カ国のうち5カ国、ブラジル(7位)、アルゼンチン(13位)、コロンビア(15位)、エクアドル(18位)、メキシコ(28位)を抱えていることが強調されている。

今年3月、コインベースは、24時間対応のポルトガル語カスタマーサポートや簡易な登録プロセスを含む、地元サービスとの提携を通じてブラジルでのサービス拡大を発表した。

先月アルゼンチンでは、地元の証券規制当局がビットコインの先物指数を承認し、これがラテンアメリカ初と報じられている。

また、アルゼンチンでは、5月19日にステーブルコイン発行者テザーと、オン・オフランププラットフォームKriptonMarketとの新たな提携が実現。これにより、アルゼンチンでUSDTの取引がより容易になることが期待される。