仮想通貨取引所ビットフィネックスおよび「テザー(USDT)」は、ニューヨーク最高裁判所の判決に失望したこと、ニューヨーク州司法長官(NYAG)による訴訟に対し積極的な防御を続ける旨を発表。NYAGの主張は無価値であり、上訴裁判所で問題を追及するとした。ビットフィネックステザーとも、公式ブログにおいて8月20日に明らかにした。

ニューヨーク州では最高裁(Supreme Court)での判決に不服がある場合は、上訴裁判所(Court of Appeals)に控訴できる。

ビットフィネックスは、ニューヨークでの営業をめぐってニューヨーク州の司法長官と争っている。ニューヨークでは営業していないと主張するビットフィネックスに対して、ニューヨーク州の司法長官は利用者のIPアドレスなどからニューヨーク営業していると主張していた。

ニューヨーク最高裁判所は8月20日、仮想通貨取引所ビットフィネックスの裁判を扱う権限があることを確認し、NYAGに調査を続けることを許可した。同州で営業していないためニューヨーク最高裁判所に管轄権がないとするビットフィネックスの主張も退けられていた。

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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版