久しぶりに強気派の勢いを感じる相場となっている。ビットコインは、7月9日午後5時20分現在はやや下落しているが、過去24時間で最大1500ドル近く上昇。1万2500ドル付近で推移している。
(出典:Coin360)
Coin360からのデータは、仮想通貨トレーダーにとって嬉しい緑一色。上昇率でもビットコインが他の仮想通貨を牽引している。
出典: Coin360 ビットコイン7日間の価格)
ビットコインはまもなく調整に入るかもしれないという予想を覆した形だ。
既報の通り、これまで様々な場面で予想を的中させてきたベテラントレーダーのピーター・ブラント氏は、ビットコインが80%近く調整するかもしれないと指摘していた。
それ以降、ビットコインは1200ドルを突破。次の大幅なプルバック(一時的な下落)まで、パラボリック(放物線を描くような上昇)はまだ続くという見方も出ている。
ビットコイン強気派で知られる米モルガンクリークキャピタルマネジメントのマーク・ユスコCEOは、米経済番組CNBCに出演し、次の大きなプルバックまでに3万ドルをつけるかもしれないと予想。「2021年までに10万ドル達成するための道筋を描くのは簡単だ」と付け加えた。
ビットコインの週ベースの上昇率は30%、月間ベースでは60%プラスだ。
また、ビットコインに対する熱狂は、長い間低迷してきたアルトコイン市場にも波及した。主要仮想通貨20種の一部は5%ほど上昇。イーサリアムは200ドルを突破し、317ドル付近で推移している。
(出典: Coin360「イーサリアム7日間の価格」)
一方、チェーンリンク(LINK)は7.4%下落し、ビットフィネックスの独自トークンであるレオ(LEO)は6.2%下がった。ニューヨーク州の司法長官は、ビットフィネックスがニューヨークで営業していたという新たな証拠を裁判所に提出した。
トロン(TRX)はほぼ3%の下落。北京のオフィスに抗議者が殺到し警察が出動する事態になっていた。
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版