4000億円以上を運営する投資ファンド,米モルガンクリーク・キャピタル・マネジメントのマーク・ユスコCEOは、22日に米経済番組CNBCに出演し米経済成長に不透明感が漂う中、資産の多様化を図る上でビットコインが重要だと発言した。

新興国経済への投資で有名なモルガンクリークのユスコCEOは、米連邦準備制度理事会(FRB)が22日に公開した議事要旨の中で、物価上昇率が下がったままなら利下げの可能性を検討していると見受けられることについて「問題を繰り返している」と批判。FRBが利上げより利下げが近いという時「我々の経済は強いというより弱いことを示すことになる」とし、歴史的にも利下げの後に景気後退したことを指摘した。

「では、どこにマネーを入れれば良いか?ビットコインと言ってくれ」という仮想通貨投資会社BKCMの創業者ブライアン・ケリー氏の質問に対し、ユスコ氏は「間違いなくビットコインだ」と発言。「ビットコインは、資産の多様化を推進する上で重要」であり「(伝統的なマーケット)と相関関係も少ない」とし、「みんなのポートフォリオに入るべきだ」と述べた。

ユスコ氏は、2017年末、ビットコイン価格は長期的に40万ドルまで行くだろうと予想していた

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モルガンクリークが出資する米仮想通貨ファンド、モルガン・クリーク・デジタルは昨年末、10年後に自社の仮想通貨ファンドがS&P500種株価指数のリターンを上回ることに100万ドル(約1億1200万ドル)賭けると発表。「投資の神様」ウォーレン・バフェット氏を真似した賭けであることから「バフェット・チャレンジ」と呼ばれている。

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