ビットコイン(BTC)は移動平均線付近からの反発を試みており、押し目買いの動きがうかがえる。価格は過去最高値の11万1980ドルをわずかに下回る水準にあるが、過熱感はまだ見られない。クリプトクオントの寄稿者アクセル・アドラー・ジュニア氏は、Xへの投稿で、マイヤー・マルチプルが1.1倍と「中立ゾーン(0.8〜1.5倍)の範囲内にある」と指摘している

ビットコインは最高値を突破し、上昇トレンドを再開できるのか。チャートをもとに分析する。

ビットコイン価格予測

ビットコインは、20日間指数平滑移動平均線(EMA/10万7314ドル)と上値抵抗線11万530ドルの間で挟まれている。

BTC/USDT 日足チャート Source: Cointelegraph/TradingView

20日間EMAが上向きで、相対力指数(RSI)がプラス圏にあることから、上方へのブレイクが起こる可能性が高い。11万530ドルのレジスタンスラインを突破すれば、BTC/USDTペアは過去最高値11万1980ドルに挑み、その後は逆三尊パターンのネックラインを目指す展開が予想される。

ネックラインの突破は強気のチャート形成を完成させるため、弱気派がここで激しく抵抗することが予想される。しかし、これを上抜ければ、パターンのターゲットである15万ドルに向けた上昇の可能性が開かれる。

この強気シナリオは、価格が下落して50日間単純移動平均線(SMA/10万6642ドル)を割り込んだ場合、短期的には否定される可能性がある。その場合、短期的な買いポジションの利確が進み、価格は10万4500ドル、さらには10万ドルまで押し戻される展開が考えられる。

bitbankで新規口座開設後、1万円の入金でもれなく現金1,000円プレゼント!【PR】

BTC/USDT 4時間足チャート Source: Cointelegraph/TradingView

一方で、価格は10万7245ドルで下支えされており、小さな押し目ごとに買いが入っている。もし買い手が価格を下降トレンドライン以上に押し上げれば、形成中の下降チャネルパターンは無効となる。弱気パターンの失敗は、11万530ドルの突破につながる可能性を高め、そこを超えれば11万1980ドル、さらに11万3500ドルまで上昇する可能性がある。

逆に、価格が反落して10万7245ドルを割り込むと、弱気パターンが完成し、10万3960ドルをターゲットとした下落が進む可能性もある。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。

S.BLOXに口座開設をして最大で3,000円のビットコインがもらえるリニューアルキャンペーンを実施【PR】

仮想通貨, ビットコイン価格, マーケット, 仮想通貨取引所, 仮想通貨・暗号資産価格分析, Market analysis