世界第2位のビットコイン(BTC)マイニングハードウェア製造企業のカナン・クリエイティブは、香港証券取引所に上場を申請した。早ければ7月にも新規株式公開(IPO)を実施する。ブルームバーグが16日に報じた。カナンのIPOについては先週、現地紙が関係者の話として、IPOの計画があると報道していた。
カナンはカナンが香港証券取引所に上場すれば、ビットコインに焦点を絞ったものとしては最大級のIPOになる可能性が高い。
提出書類には資金調達目標について言及されていないが、ブルームバーグは、先週に報じれた10億ドル(約1100億円)という数字は「可能だ」という匿名の情報源の言葉を伝えている。
この動きは、カナンと競合のビットメインとの競争をさらに加速させるだろう。カナンは現在ビットコイン用チップとハードウェア機器の市場で約15%のシェアを持っている。
一方でカナンのコン・ジャンピン共同会長は、先月のロイターとのインタビューの中で、シェアについて「世界のビットコインブロックチェーンのコンピューティングパワーの4分の1に等しい」と述べている。
提出種類にはIPOの支援者として、モルガン・スタンレーやドイツ銀行、クレディスイス、CMBインターナショナルキャピタルの名前が掲載されていたと報じられている。