ビットコインは29日夜に急伸。7800ドル付近まで回復した。仮想通貨市場からは12月に向けてビットコインが強気トレンドに転換できるか正念場という見方が出ている。
(出典:Coin360 日本時間11月30日午前7時50分時点)
ビットコインは11月は16%以上のマイナス。例年と比べて、パフォーマンスが低調に終わる見込みだ。
29日夜にビットコインは急上昇したものの、本物かどうか見極めるには週末の動きが大事になりそうだ。
仮想通貨アナリストFlibFlibはコインテレグラフに寄稿し、強気派と弱気派の綱引きが続いているとし、チャート的に不吉なヘッドアンドショルダー(H&S)パターンが形成されつつあると警告した。
(出典: TradingView「ビットコインとH&Sパターン」)
FlibFlibは、もし週末に強気派が足場を固められずに崩れたら、次のターゲットは7000ドルを下回る水準になるだろうと予想。現在は重大な転換点を迎えており買いポジションと売りポジション双方に分裂することが見込めることから、今週末のボラティリティ(変動幅)はとりわけ大きくなるかもしれないと分析した。
その上でFlibFlibは、もし7600ドルより上で今週を乗り切ることができれば、12月は7600ドル~9500ドルのレンジでの取引が見込めると予測。もし失敗すれば、12月はさらに低いレンジでの取引で今年を終えることになると述べた。
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