ビットコインは今年の最高値から半分ほど下落したが、決して”異常な”動きを見せているわけではない。コインメトリックスが過去のビットコインの谷と山のサイクルを追跡して結論づけた。

先週、中国人民銀行などによる仮想通貨トレードの取り締まり強化でビットコインは急落。一時は6500ドルまでつけた。しかし、山あり谷ありのチャート人生はビットコインにとっては普通のことだ。コインメトリックスによると、現在は依然として2018年12月15日の3200ドルを谷とした4番目のサイクルの中にいる。

(出典:CoinMetrics「ビットコインの山谷サイクル」)

過去の3つのサイクルを見ると、それぞれが以前のサイクルより長くなっている。コインメトリックスは、時が経つにつれて着実に普及や認知度が広まっていることを指摘した。

異常なのは初夏の高騰

異常だったのは、2018年の谷から200日ほど経過した今年の夏につけたピークだ。インデックス化された価格を比べると、谷から200日ほどで4番目のサイクルが2番目と3番目を上回った。現在、4番目のサイクルは3番目のサイクルを下回っており、「歴史的なパターン」に回帰している。

(出典:CoinMetrics「インデックス化された4つのビットコインサイクル」)