ビットコインが生まれて以来、多くの人々がビットコイン(BTC)のことをバブルだと呼んできた。しかし、デジタル資産金融サービスのAmber Groupのマイケル・ウーCEOは、そうではないと考えている。
「人々が新しいパラダイムシフトに入る時には、いつもこのようなものになると思う」と、ウー氏はCNBCとのインタビューでビットコインのバブルについて言及した。
「人々は疑念から始まり、懐疑的な見方をする。そこで何が新しくなったのかを理解するのには時間がかかる。何が新しいのか、それが持続可能なのか、というのを理解するのには時間がかかるもので、それは自然なことだ」と、ウー氏は述べている。
「初期の段階では、そのような理解やそのような懐疑論は、常に多くの価格変動を伴う。しかし、ビットコインをバブルと呼ぶことはもうできないと思う。先に述べたように、機関投資家、億万長者、上場企業といった新参者がおり、彼らがビットコインを購入する。そしてビットコインは2100万しかない」
ビットコインを購入する規模の大きいプレイヤーへの言及は、ここ数か月ではるかに一般的になっている。マイクロストラテジーは2020年に10億ドル以上のビットコインを購入している。保険会社のマスミューチュアルは、BTCに1億ドルを投入し、スクエアは5000万ドル分を購入した。
ビットコインの長期的な価格上昇の理由には、ビットコインへの大きな関心と供給が限定されていることがあるとウー氏は説明している。「価格変動に伴い、短期的な調整があるだろう」ともウー氏は付け加えている。「これらの調整は暴力的となる場合があるが、ビットコインをバブルと呼ぶ段階は過ぎたと思う」。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン