30日の仮想通貨相場は、硬軟入り交じる材料が出る中、ビットコインは僅かに減少した。

(引用元:TradingView 「ビットコイン(BTC)/米ドルの推移(1日)」)

ビットコインは、カナダの仮想通貨取引所QuadrigaCXがメンテナンスのためにサービスを停止しているとウェブで発表されたことを受けて下落。最近はニュージーランドの仮想通貨取引所Cryptopia(クリプトピア)での巨額ハッキング事件やウクライナの仮想通貨取引所Liquiの閉鎖など取引所に関するネガティブなニュースが続いており、投資家心理を冷やした可能性がある。

また自称サトシ・ナカモトのクレーグ・ライト氏が、「私は誰よりもBTCを持っている」とし、「ビットコインはゼロに向かっている」とツイートしたことも相場の重しになっている可能性がある。

一方、ウォール街の投資大手フィデリティが3月にもビットコインのカストディを始める予定と報道された。機関投資家のさらなる流入につながると期待されているものの、相場の反応は限定的だ。