ウクライナの仮想通貨取引所Liquiが28日、閉鎖することを発表した。この発表を受けて、小規模な取引所を中心に「粛清」が置き始めているという声が出る一方、exit scam(出口詐欺)ではないかという見方が出ている。
Liquiは発表の中で、「残った利用者に対して流動性を提供することができない」とし、次のように述べた。
「すべての口座を閉鎖して、サービスを提供することに決めた。本当に心を痛めているよ」
Liquiの利用者は30日以内に口座から資金を下ろすことができるという。
「取引所の粛清」
米CNBCの仮想通貨番組「クリプトレーダー」でMCを務めるラン・ニューナー氏は、弱気相場が続く中、もっと多くの取引所が閉鎖に追い込まれるだろうと予想。とりわけ去年、「みんな」が取引所の開設に走ったと指摘し、「取引所のインフラは維持費が高いから、ほとんど生き残らないだろう」と述べた。
I’m expecting more exchanges to shut down in this bear market. Last year everyone rushed to start an exchange. Exchanges require infrastructure that is expensive to maintain and most won’t survive this. If you have money in liqui, you have 30 days...https://t.co/u8EJc4LUZg
— Ran NeuNer (@cryptomanran) 2019年1月28日
また、小規模な仮想通貨取引所を中心に「粛清」が始まったとみるアナリストもいる。
出口詐欺?
Liquiの閉鎖は、ハッキングや債務不履行、運営の困難さなどを言い訳にしてトレーダーの預金を奪う出口詐欺ではないかという見方も出ている。Liquiは昨年の9月と10月に合計20種類以上のアルトコインの上場廃止を決定している。その際、「トークンが引き出せない」「規約に同意したのに口座にアクセスできない」など詐欺行為を示唆する不満がツイッター上にあふれていた。
On September 28th, at 12:00 UCT, the following assets will be delisted from Liqui: CFI, TAAS, EDG, MCO, MGO, WAVES, BAT, MLN, TKN, MYST, ICN, TIME, REQ.
— Liqui (@Liqui_Exchange) 2018年9月21日
On October 27, 2018 at 12:00 UCT we will be delisting folowing assets: NET, XID, PTOY, NEU, ZRX, REN, AE, DNT, QRL, SNM, SRN, STX. Read full announcement here https://t.co/8mRAcbJnGQ
— Liqui (@Liqui_Exchange) 2018年10月20日
先日、「巨額ハッキング」にあったニュージーランドの仮想通貨取引所Cryptopia(クリプトピア)に対しても、「一部の関係者は、クリプトピアのハッキングが自作自演と考えている」という見方が出ていた。
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— コインテレグラフ⚡仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年10月31日
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