主なポイント:
ビットコイン市場の参加者はレジスタンスラインの突破を期待しており、近い目標として12万5,000ドルが挙げられている。
ビットコインがもみ合う中、注目は引き続きアルトコインに集まり、イーサは7カ月ぶりの高値を記録した。
多くのアルトコインはイーサの反発に追随しておらず、依然として上昇余地があるとの見方が示されている。
ビットコイン(BTC)は、日曜日の週足終値に向けて11万8,500ドル付近を推移し、トレーダーたちはBTC価格の新たな上昇ブレイクアウトを待っていた。
ビットコイン価格は12500ドル上抜け狙う
Cointelegraph Markets ProとTradingViewのデータによると、BTC/USDは金曜日に11万7,000ドルを割り込んだ後に持ち直し、上昇基調にあった。
この1週間で得た上昇分はおおむね維持されたが、史上最高値には届かず、価格は横ばいの様相を呈している。
トレーダーらによれば、現在は12万3,000ドル超の価格帯における「価格発見」に向けた上昇を阻むレジスタンスのトレンドラインが存在する。
「BTCは大きな動きの準備をしている」と、著名トレーダーのマーカス・コルヴィヌス氏はXで投稿した。
「ビットコインは三角保ち合いのパターン内で動いており、11万6,000〜11万7,000ドルの強力なサポートの上にとどまっている。現在は横ばいだが、それも長くは続かない」
同氏が投稿したチャートでは、問題となるトレンドラインが示されており、これを突破すればBTC/USDTは次に12万5,000ドルを目指すという。
「もしサポートを下抜ければ、価格は11万1,000ドル以下に下落する可能性がある」とも付け加えた。
「この三角形はほぼ完成しており、近くブレイクアウト(または下落)が起きる。備えておくべきだ。次の大きな動きは間近に迫っている」
日足チャートでは、トレーダー兼アナリストのRekt Capital氏も同様の構造に注目している。
「ビットコインは依然としてレンジ内にあり、もみ合いが続くことで資金の流れがアルトコインへと向かいやすくなっている」と、自身のチャートを添えてコメントした。
「このレンジ内の高値切り下げ(黒線)を上抜けすれば、ビットコインは再びレンジ上限を試す展開となるだろう」
イーサ、週末終値に向けて7カ月ぶりの高値
コインテレグラフの報道によれば、ビットコインがもみ合うなか、今週はアルトコインへの注目が再び高まっている。
なかでも注目されているのは、時価総額最大のアルトコインであるイーサ(ETH)とXRPで、いずれも強気な価格予測が出ている。
「イーサリアムはすでに2,200〜3,900ドルのマクロレンジに再び同期している」とするX投稿では、2023年後半までさかのぼるチャートも提示されている。
仮想通貨トレーダーでアナリスト、起業家でもあるマイケル・ヴァン・デ・ポッペ氏は、ETH/USDの反発について「まさに驚異的」と評した。
What an absolutely phenomenal reversal is this on $ETH. pic.twitter.com/kzCgGUirJG
— Michaël van de Poppe (@CryptoMichNL) July 20, 2025
「イーサリアムは最初に動き出し、2024年12月の高値までほぼ戻している。これは、まだ大きな上昇余地があることを示している」と週末に語った。
「ただし、ほとんどのアルトコインは2024年12月の高値からいまだに50〜80%下落したままであり、上昇の余地は非常に大きい」
日曜日には、ETH/USDが2024年12月18日以来初めて3,750ドルを上回って取引された。
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。
bitbankで新規口座開設後、1万円の入金でもれなく現金1,000円プレゼント!【PR】